広告費を回収する方法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

・広告は自社の商品に合わないからやったことがない

・広告費をかけて売上を作れても実際はお金が残っていない

・広告と言われても何をしたらいいのかわからない

こんなことを考えたりしていませんか?

このようなことから広告費はもったいないから使わない。

という経営者さんがたくさんいらっしゃいます。

広告費をコストとして考えるともったいない

なぜなら広告費はあなたのビジネスにとっての投資だからです。

また、広告費は売上を作るために使うものだと思っていませんか?

広告費とは顧客リストを買うために投資するものと考えるのが、

小さな会社や小さなお店が、ビジネスを安定させることに繋がります。

あなたのビジネスに必要なものは顧客リスト

小さな会社や小さなお店がビジネスに必要なもの、それは顧客リストです。

なぜなら、顧客リストがないビジネスは永遠に新規集客をし続けなくてはいけないからです。

そして、ビジネスで最も獲得費用がかかるのが新規集客。

新規集客はリピート客を獲得するのに比べて5~10倍の費用がかかると言われています。

考えてみてください。

あなたが何か商品を買おうと思った時に、知らない人よりも知っている人からの方が買いやすいですよね?

お客さんの立場からすると、一度でも接点のある人やお店の方が購入までの障壁が下がります。

逆にあなたが商品を販売しようと思った時、まずその商品をあなたが取り扱っていることを知ってもらわなければいけませんよね。

これをあなたのことを全く知らない人に知らせるのと、あなたのことを知っている人に知らせるのでは、手間が全く異なります。

ここからわかるように、あなたのことを知っている人にあなたから連絡をする方法を持つことが大切なんです。

その連絡する方法というのが顧客リストになります。

顧客リストとはあなたから連絡を取ることができれば、メールアドレスだけでも問題ありません。

あなたのビジネスに応じてどの情報が必要なのかを考えてみてください。

顧客リストを買おう!

顧客リストを買うとはどういうことなのでしょうか?

ここでお伝えしたいのは、個人情報を業者から購入するということではありません。

広告費を使って新規のお客さんを集めて、そのお客さんから連絡を取れる情報を獲得する仕組みを作りましょうということです。

小さな会社や小さなお店は、広告費を売上を作るために使うのではなく、顧客情報を獲得するための投資と考えたほうがビジネスが発展します。

なぜ投資なのかというと、小さな会社やお店が広告費をかけて1回で利益を得ることってとっても難しいからなんです。

例えば、ラーメン屋さんが20000部の折込チラシに20万円かけて売上が25万円だった場合儲かっていると言えるでしょうか?

人件費などを考えればこの広告は赤字ですよね。

単価が1000円だとしても250人集めているのにです。

チラシとしては20000部で250人のお客さんを集めたとしたらとても優秀なんですが…

せっかく広告したのに赤字になってしまうと、もう広告はやりたくないって思ってしまいますよね。

多くの方はここで広告をビジネスに活用することを諦めてしまいます。

では、もしあなたが顧客リストを買うための広告を実施したとしたらどうなるかを考えてみましょう。

先ほどの例で、チラシで来店していただいたお客さん250名分のメールアドレスを獲得したとします。

250名に2回目の来店を促すメールを配信して、半分の125人が2回目の来店をしてくれたとしたら、客単価1000円で12.5万円の売上を作ることができます。

しかもメールを送っているだけなので費用はかかっていないですね。

また250名に3回目の来店を促すメールを送りましょう。1/3のお客様が来店してくれたとして、約83人の来店があります。

客単価1000円で計算すると8.3万円の売上ですね。

もちろん今回もメールを送るだけなので、費用はかかっていません。

このように最初の広告費20万円を、3回来店までの売上を作るための投資と考えたらいかがでしょうか?

1回目の売上25万円+2回目の売上12.5万円+3回目の売上8.3万円=合計45.5万円の売上になります。

※顧客リストを獲得できる件数や、再来店など、計算を簡単にするために人数と売上だけで単純な計算をしています。実際のビジネスでは利益なども含めしっかりと計算しなくてはいけません。

こう考えた場合、この広告は赤字なのでしょうか?

もちろん人件費などの計算も必要になるので、黒字になっているかどうかはこれだけでは判断できませんが…

しかしながら、1回で利益を回収しようとするよりも、顧客リストを獲得するために広告を使う方が売上を作りやすくなることは理解してもらえたのではないでしょうか。

顧客リストがあれば、リピート購入を増やすことも可能になります。

広告費は数回に分けて回収することを考える。

そうすれば、あなたのビジネスが大きく加速していくことは間違いありません。

ここで一つ問題になるのが「自分の商品は一度体験してもらえれば、また来てくれる」と思い込んでる経営者さんが多いこと。

だからリピートをしてもらうにはどうしたらいいか考えない方が多いんですよね。

リピートをしてもらえるように仕掛けること、が小さな会社やお店が実践するビジネスの基本です

なぜなら、お客さんはあなたのお店を常に思い出しているわけではないから。

(それについては、また別の機会に説明しますね)

あなたはどんな顧客リストを獲得しますか

リピートをしてもらう仕組みを作る基礎になるのは「顧客リスト」だということはご理解いただけたでしょうか?

顧客リストを獲得するためと思えば、広告費も使いやすくなると思いませんか?

なぜなら、顧客リストはあなたのビジネスにおける大きな資産なのですから。

顧客リストが多ければ多いほど、あなたのビジネスが加速していくことも間違いありません。

あなたが顧客リストにアプローチした時にどれくらいの反応があるのかを知っていれば、売上を作りたい時に作れるようになります。

売上を作る悩みから解放されるために、顧客リストを獲得していきましょう。

まずはあなたのビジネスに必要なリストはなんでしょうか?

一度考えてみてくださいね。

PS.

広告を実施すると、思った以上に効果がでなくて、すぐに諦めてしまう人がいます。

しかし、広告とはテストの繰り返し。

他社が成功したものをパクっても、あなたのビジネスに当てはまるとは限りません。

成功する広告はあなたの商品にあったものを自ら作るしかありません。

まずは小さくテストを行い、効果のあるものを大きく実施する。

間違っても初めてやる広告に、大きな費用はかけないでくださいね。

その方法についてはまた別の記事にてお伝えします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

SNSでもご購読できます。