今の客単価ではこれ以上売上を増やすことはできないかも…
でも客単価をあげる自信がない…
自分のできることで今より価格をあげてもいいのかな…
そもそもお客さんが離れてしまいそうで…
客単価をあげなければ今以上に売上を増やすことはできない。
わかってはいるんだけどなかなか勇気がいりますよね。
そんな悩みを持つあなたのために、客単価をあげる秘策を3つご用意しました。
客単価をあげるために知っておくべきこと
客単価をあげるというと、多くの方が「値上げ」を想像しますよね。
でも実は、客単価をあげる方法は値上げ以外にもう一つあるんです。
「購入点数を増やす」ということを考えたことはありますか?
値上げよりも抵抗なく客単価をあげやすく、すぐに効果がでるので是非試してみてください。
客単価をあげる3つの秘策
一つ目は「松竹梅で価格設定する」です。
よく見かけませんか?
鰻屋さんとかお寿司屋さんで、価格が「松・竹・梅」と3段階になっているもの。
3つから選ぶことができる場合、多くの方は無難に真ん中の「竹」を選びます。
もちろん、「松」や「梅」を購入する方もいるでしょう。
その比率は、松:竹:梅=2:5:3と言われています。
例えば、10人のお客さんに800円の商品のみを販売していた場合、売上は8000円になります。
当然、客単価は800円ですよね。
では800円を竹、松を1580円、梅を760円とした場合、客単価はいくらになると思いますか?
先ほどの比率で計算すると10人のお客さんは、松=2人、竹=5人、梅=3人です。
1580円×2人+800円×5人+760円×3人=9440円となります。
客単価は944円と、なんと144円も上がりました。
松竹梅の価格設定のポイントは、今ある価格を梅に設定してその金額に近い竹の価格、松の金額は竹の金額の2倍近くにすることです。
たとえば、居酒屋で飲み放題なら
・居酒屋の飲み放題
松 店内の地酒も全て飲み放題 2000円
竹 ビール付き飲み放題 1180円
梅 ビールなし飲み放題 980円
このような形になります。
二つ目は「関連商品をオススメする」です
わかりやすい例で言えば、あのハンバーガーチェーンの有名なキーワード「ご一緒にポテトいかがですか?」のことです。
この秘策は単純に必要なものを案内するだけです。
靴を販売したら、防水スプレーのオススメを。
車を販売したら、カーナビのオススメを。
日本酒を販売したら、そのお酒に合うおつまみのオススメを。
プリンタを販売したら、予備のインクのオススメを。
このように商品に関連したものをオススメするだけで+1品を購入してもらえる確率は上がります。
あなたの商品を購入した時に、お客さんにより満足してもらうためのオススメ商品はありませんか?
あなたの商品を使っていく中で、必ず発生する不具合などを考えてみると案内できる商品を思いつきやすいですよ。
3つ目は、「セット商品を作る」です。
単純にAとBをセットにしてしまうことで客単価をあげる方法です。
もちろんセットにすることでの多少の金銭的なメリットを出す必要があるので、単体で二つ販売するよりは価格は下がってしまいます。
それよりも販売機会の損失を防ぐことにつながるのでセットというのは大切ですよね。
たとえば…
居酒屋なら日本酒&おつまみセット。
美容院のカット+シャンプー、テレビとレコーダーのセットなど関連するものを組み合わせることでセットを作りましょう。
同じ商品を2個、3個とセットにしてお値打ちにするのもいいですね。
ひとつ注意をしなければいけないのは、使用期間が長い商品をセットにしてしまうと次の購入までの期間が空いてしまいます。
リピート獲得のことも考えると、すぐなくなるものをセットにするほうが得策と言えるでしょう。
今日から客単価をあげてみよう
いかがでしょうか?
客単価をあげるのは値上げをすることだけではないことは、理解いただけたしょうか?
今回はその中でも、すぐに取り組めるものを選りすぐって紹介しました。
まずは一つ試してみましょう。
意外と簡単に客単価を上げることができると、実感してもらえると思いますよ。