・自分のできることでお金を請求してしまっていいのだろうか…
・自分のできることにいくらの価格をつけてもいいのかな…
・お客さんに自信をもって価格提示ができない…
これから起業したい人や起業してまもないときによくある悩みです。
特にコンサルタントやコーチなど、形のないものを販売する方からこのような相談は尽きません。
もちろん中小企業の経営者さんも飲食店やエステ、治療院などのオーナーさんも単価やお金の請求に関して悩んでいる方はたくさんいらっしゃいます。
でもこの問題、ちょっとしたマインドブロックが原因になっている場合がほとんどなんです。
もしあなたが、この様なマインドブロックを持っているとしたら、ビジネスをしていく上での足枷は早急に外したいですね。
あなたの商品の価格って誰が決めるの?
これを決めるのは、「あなた自信」か「あなたのお客さん」しかありません。
あなたが価格を提示して、その価格に応じた価値があるかを決めるのがお客さんです。
つまり、あなたが価格を提示しないと、お客さん自身もあなたの商品を買うか買わないか、それに価値があるかないかを判断できないわけで…
まずはいくらでもいいので価格をつけて提示してみましょう、というのが第一段階の結論ではないでしょうか。
そこで問題になるのが、自分ができることにいくらの価格をつけていいのかわからない。
ということですよね。
「あなたの知識=誰もが知っている知識」ではない
あなたが何かを販売しようとしているということは、その商品に対してのプロであるということでお間違い無いですよね。
お客さんよりもその商品について専門家のあなたの方が当然、知識は上のはずです。
少し私の経験をお話しします。
あるお客さんにパソコンのセットアップを頼まれました。
そのお客さんは私のほうがパソコンの知識があると思っていたのでしょう。
私にとっては30分程度の簡単な作業です。
言ってしまうと、私はこれは誰もができることだと思っていました。
だって、電源を入れて指示通りに進んでいけば完了することなんですから(笑)
それがパソコンに苦手意識がある方にとっては、本当に大変な作業だと感じるみたいです。
電源を入れたらそのまま使うことができる、いつものパソコンの状態になっていてることが理想なのでしょう。
前述した通り私にとっては簡単な作業だったので、サービスでやってあげるつもりでした。
しかし、そのお客さんは30,000円用意してくれていたんです。
当時の私にとっては、自分でもびっくりしてしまう金額でした。
たった30分で30,000円いただけたんですから。
そう、これが知識差なんですよね。
自分にとっては簡単なことで、誰もが知っていると思うようなことでも、相手にとってはちんぷんかんぷんなことって結構あるんです。
それが、私にとっては好きでも何でもないただのPCのセットアップだったということ。
つまりあなたがやろうとしていることが、プロとして今まで経験してきたことや勉強してきたことだとしたら、そこに知識差がないわけがないですよね。
もちろんあなた以上の知識を持っている方はたくさんいるでしょう。
そういう方はあなたがお客さんにしなければいいんですよ。(笑)
どんな小さな知識差でもお客さんが知らないことなら十分にお金をもらうことはできます。
例えば…
・飲食店なら過去の経験が美味しい料理を提供するための知識ではありませんか?
・コピー機の販売をしていたとしたら、お客さんが知らない商品知識はありませんか?
あなたの知識がどのように役に立つかを考えるには、お客さんが何に悩んでいるのか、何を実現したいのかを知ることも必要です。
それがわかれば、お客さんのためにあなたの知識がどのように役に立つのかを考えることができますよね。
そして、まずはあなたができることに価格をつけてみましょう。
その価格をお客さんに提示した時にどのような反応が返ってくるでしょうか?
高いと言われれば、その価格と提供できる価値があっていないだけ。
安いと言われれば、その価格以上の価値が提供できているということ。
さて、あなたとお客さんとの知識差はなんですか?
あなたの商品にいくらの価格をつけたらいいかわからなくても大丈夫です。
まずは価格を決めて、お客さんに提示してみましょう。
必ず何らかの意見を聞くことができますよ!